いつから始まった?婚約指輪を贈る意味
結婚指輪には、夫婦の誓いや永遠の愛といった意味がありますが、プロポーズの際に渡される婚約指輪にどのような意味があるのでしょうか?
プロポーズの時になぜ婚約指輪を贈るようになったのでしょうか?
婚約指輪の歴史とは?
まず、結婚の証として「指輪交換」が始まったのは古代エジプトと言われています。
エジプトの象形文字で「結婚」は、永遠という意味合いを持つ「円」で描かれ、永遠に途切れぬものを意味しています。
その意味に指輪の円形を重ね、指輪を交換することで愛を永遠のものにしようと考えたとされています。
また、婚約指輪を左手の薬指につける意味も古代エジプトの言い伝えからきていると言われています。
女性の左手の薬指には、心臓につながる太い血管が通っていると信じられており、薬指に婚約指輪をつけることで、「心をつなぎ止める」という意味が込められているそうです。
さて、婚約指輪の歴史は古代ローマ時代からの始まりとされています。
古代ローマでは、恋人同士の愛の証として鉄の輪をはめていました。
これが2世紀頃になると金の指輪が作られ、次第に結婚指輪、そして婚約指輪の意味として定着していきました。
婚約指輪でダイヤモンドが選ばれるわけとは?
15世紀にはダイヤモンドなどの宝石が付いた婚約指輪も登場してきます。
王族や貴族の間で婚約指輪の習慣が定着しました。
一般庶民に婚約指輪を贈る習慣が普及したのは19世紀頃に入ってからであり、日本にそういった文化が普及したのは、欧米スタイルに変わってきた1960年頃とつい最近になります。
ダイヤモンドがもっとも多く使用される理由は、最も硬い宝石であることからであり、「固い絆」の象徴と言えるからです。
美しい透明であることから、純真無垢さを意味する宝石として重用されてきたということでしょう!
婚約指輪は、「約束」「永遠の愛」などの意味が込められており、男性から女性に婚約時に生涯を共にするという約束を目に見える形として「送る習慣が定着した」と言えるでしょう。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
結婚は人生にとって大きな分岐点。嬉しいことばかりではなく、時には悩むこともあると思います。そんな時に当サイトが少しでもお役に立てればと思います。