結婚指輪の鍛造(プレス製法)
結婚指輪や婚約指輪などの指輪には大きくわけると2つの製法があります。
ここでは結婚指輪の製造方法として鍛造(プレス製法)と鋳造(キャスト製法)について紹介しましょう。
結婚指輪の製造方法は?
結婚指輪の製造方法は大きく分けると2種類あります。
それが鍛造(プレス製法)と鋳造(キャスト製法)になります。
鍛造(プレス製法)は金属をたたきあげて指輪の強度を高めていく製法になります。
指輪の素材をハンマーでたたくことによってつくられる製法でさり、伝統的な作り方と言います。
またプレス機を使って金属を圧縮し、塊にした金属を機械で削りだす方法も鍛造(プレス製法)と呼ばれています。
この鍛造をたたき上げることで金属内の余分な空気、ガスが抜けて金属の密度が高まり強度を強くすることができるのです。
一方鋳造(キャスト製法)は、鍛造のように金属そのものを加工せずに作ります。
金属を型に流し込んで作る鋳造(キャスト製法)は気泡が入りやすく、そのため金属の密度が低くなり、鍛造と比べると強度が低くなることもあります。
ただ金属を加工せずにつくられる鍛造(キャスト製法)は指輪のデザインが豊富なのが魅力の1つになっています。
鍛造(プレス製法)の特徴とは?
鍛造(プレス製法)で作られた結婚指輪や婚約指輪は金属の密度が非常に高く、硬いため重量感があり、美しくなめらかな仕上がりになります。
表面の硬度も高いので研磨するとさらに輝きが増し、光沢感がアップします。
鍛造(プレス製法)された指輪はストレートなデザインが多いのも特徴の1つです。
鍛造(プレス製法)された指輪はデザインがあまり豊富ではなく、鋳造(キャスト製法)に比べるとS字やV字などの曲線を描くようなデザインや複雑な形をしたデザインを作るのが非常に難しいです。
そのため鍛造(プレス製法)の結婚指輪や婚約指輪はストレートデザインが主流となっています。
鍛造(プレス製法)は伝統的な指輪の製法になりますので職人が1つ1 つ丁寧に仕上げてくれています。
そのため指輪を製造してから手元に届くまで納期は長くなる傾向があります。
この記事の監修者
中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
結婚は人生にとって大きな分岐点。嬉しいことばかりではなく、時には悩むこともあると思います。そんな時に当サイトが少しでもお役に立てればと思います。